2006年01月06日

ビビリの犬とのくらし方 その11

ポセイドンの場合 お散歩編

2005_0513画像0021.JPG

ポセイドンが家の子になって、さて、始めての散歩である。
この頃までには予防接種も終わって、飼い主であるポセ父さんは「今日から楽しいお散歩♪ルン」といった気分で玄関を出たのだが・・・・
ポセが来ない・・・
振り返ると、尻をついて四足を踏ん張り「ぜーったい行かない!」と噴出しの付いたポセがいた。
今思い返せば、ポセの地平線は我が家の一階部分、おおよそ18畳ほどの面積だった。その先は彼にとって、コロンブス以前の人間と同じで、玄関のむこうは滝となって落ちていたか、もしくは断崖絶壁のイメージだったにちがいない。
「まあ、初日だからね」とポセを腕に抱えて玄関先におろした。
すると、ガタガタと足が震えているではないか・・・
「12月だし、まだ寒いもんなぁ」と能天気にもポセ父さんは思ったのです。「じゃ、行こうか」と歩き出すと、またもや「せーったい行かない!」のポーズ・・・・
しかたがないので、その日はポセと一緒に玄関先で15分ほど過ごして散歩は終わった・・・・

ビビリの犬がいるということは話には聞いていた、しかし自分の飼い犬がそのビビリだったとは・・・・
さて、どうした物だろう。
まず、思いついたのが餌で釣るであった。ポセは余り好物らしい好物が無いのだが、ゆで卵だけは別でどんなに腹が一杯でも誰が食べていようとその手から奪い取って食べようとするぐらい好きなのである。

翌日から、鶉のゆで卵を二三個もって散歩に出かけた。
しかし、行かない!のポーズが崩れることも無く、大好きであるはずのゆで卵も食べようとしないのである。
仕方が無いのでポセ父さんがポセの横にすわって、震えるポセを撫でながらゆで卵を食べる羽目になった(ポセ父さんはゆで卵がきらい・・・)
そんな苦行が一週間も続いた頃、ポセ父さんの口に口を近づけて「卵おくれ!」とポセが言うようになった。
「ほしかったら、ついておいで」と家の前の道路にさそう。
これ以上に低くなれないというほどの姿勢で、おずおずとやってきて、卵をくわえると、ビュンッと我が家の庭に逃げ込んでいく。
少しづつ少しづつ距離を伸ばして、隣の家の前まで行くそしてまたビュンッ。
そんなことを繰り返しているうちに、なんとか卵無しでも家の前と隣の家の前を往復できるようになった。

その頃の写真がこれです・・・
2005_0513画像0016.JPG

写真でもわかるとおり我が家はいたって田舎である、このままポセをこの環境に慣らしてしまうと、たとえ散歩が出来るようになっても人ごみや車に慣れることができない。そんな訳でポセと父さんは一緒に会社に行く事となったのです。

会社の周りでもまた、ぜーったい行かない!を繰り返し、ある時はポセ父さんに抱かれて散歩の全行程を歩き。またある時は犬一頭に人間三人と言う変則お散歩をへて、去年の夏ごろにはいやいやながらも散歩の全行程を自分の足で、しかもポセ父さんと二人だけであるけるようになったのです。

以前のブログにも書いたとおり、ポセイドンは社会化期を上手く過ごせなかった子犬です。このような犬は少しずつ少しづつ恐いものに慣れていくしか方法がありません。
恐怖を克服するためには、恐怖に触れなければならないのです。その量と時間は飼い主である人間が犬の状態をよく観察して決めてやらなければなりません。ここで肝心なのは犬をよく観察することです。よく観察していればおのずと犬の変化に気が付く事ができるからです。
観察をおこたってしまうと、犬の恐怖対象をより強い物にしてしまうので注意が必要です。

よくビビリの犬を玄関や、人のたくさん居る場所に繋留して慣らすと言う方法を取られる方がいますが(これを洪水療法と言います)、ポセ父さんは経験のある訓練士以外が行なってはならない方法だと思います。ましてや成犬で譲渡を受けたばかりのビビリの犬にとっては飼い主との信頼関係を構築していくうえで大きな障害になります。皆さんもあまりよく知らない外国人に(言葉が通じない)泳ぎを教わる時、いきなり足の立たないプールに叩き込まれたらどうでしょう?その外国人を信頼できますか?
犬との信頼関係を簡単に作ることを知っている、洪水療法の後のケアをする事のできる人でなければ決して行なってはならない方法だとポセ父さんは思います。

ビビリの犬はすこしずつ、すこしずつ慣らしていきましょう。





こっこっこらむ

首輪とハーネス

ポセのぜーったい行かないのポーズは、実はどんな犬でもすることです。
その時に、無理にリードを引いたらどうなるでしょう?
首輪だったらいとも簡単にすぽっと抜けてきます。ハーネスだったら?
構造上はずれにくいといわれている物でも答えは同じで、まるでTシャツでも脱ぐように簡単に取れてしまいます。
首輪やハーネスは犬が人間の真横か前にいるときには絶対に外れません。
無論、それ自体が壊れてしまえばその限りではありませんが。
譲渡を受けた直後の犬はよくぜーったい行かないのポーズになります、そんな時に早く来いとリードを犬の前から強く引けば、首輪やハーネスから犬がはずれ逃げてしまうことになりかねません。ですから犬をよく見える位置に常に置き、犬から注意をそらさずに散歩をする事が大切なのです
また、ポセ父さんはこうも考えます、ビビリでない犬でもいきなり長距離の散歩はさけ、少しずつ距離と時間を延ばして慣れていくのが大切だと。

首輪やハーネスは外れにくく壊れにくければよいのでしょうか?
中型犬の首輪は重さが115gです、これを体重60kgの人間に換算すると犬の体重が17kgとした時、首輪は約400gです。400gの首輪を着け約600gのリードに繋がれると首には約1kgの重さが加わります。ダブルリードだと1,6キロですね・・・・
この状態で貴方は散歩に行きたいですか?
ですから、出来うる限り軽くしなやかな首輪を使うべきだとポセ父さんは思います。(ダブルリードは意味が無上に論外」)


犬に引きずられて歩くと言う事はどう言うことか?
ポセ父さんは実験してみたのですが、ポセの首輪をしてリードを繋ぎカミサンにリードを持ってもらいグイと前に体重をかけます・・・・(自分の名誉のためにいっておきますが、変な趣味ではありませんので・・・)
そりゃーもー苦しいのなんのって!
ついでに、ジャーク(急にリードを引っ張って衝撃をあたえる)も実験してみましたが、はっきり言って死ぬかと思いました!
皆さんも試しにやってみてはいかがでしょうか?(笑)

実験上の注意

リードを持ってもらう人は、なるべくなら恨みを買っていない人にしましょう・・・命にかかわりますので・・・・(笑)



ニックネーム ポセイドン at 02:48| Comment(2) | TrackBack(5) | 躾け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
待ってました!
いよいよポセ登場で、話はわかり易くなってきましたがな、・・・・ホッ♪

しかも ちびポセ ラブリ〜♪♪
これなら ポセはジャニーズ系と言い張っても 許すがな^^
Posted by GUU at 2006年01月06日 04:33
実践編始まりましたね。期待しておりますよ。

今日やって、明日からパッチリなんてことないよね。飼い主はあせらないこと、ちょっとずつがワンコに負担にならないトレーニングですね。いつも「あせるな!」って自分に言い聞かせております。

わたしもChoco.が来たばかりの頃にハーネスを前からひっぱってぬけちゃったことがありました。すぐに首輪をつかんで大事には至らなかったけど、冷や汗物でした。こんなにスルッとぬけちゃうことを知らなかった。ベルトのように穴があるものは、微調整ができないし、ワンタッチ式は結構ビミョウにゆるくなってきちゃうときがあるのよね。定期的に調整しなおしたり、点検したりするのを習慣にしたほうがいいですね。
Posted by 女系猫猫犬家族 at 2006年01月06日 18:43
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