2005年10月20日

前略 預かり様・・・

アキレスが巣立ってしまったので、当然ブログのタイトルを変えるべきかもしれない。しかし、アキレスの家族探しは終わったのだが、まだまだ家族を探している犬猫達は後を絶たない。
そんなわけで、アキレスは直接恩返しは出来ないけれども、このブログはより良い犬猫の家族探しのためにそのまま残そうと思う。

話題を変える前に一言付け加えておく。
ポセ父さんは、里親会を半年にわたって手伝ってきていた。今回その集大成としてアキレスの預かりボランティアをしたわけだが、これで里親会の行なっている仕事の殆どを実際に体験してきたつもりだ。
今後書く記事は特定の里親会を指している訳でもないし、また特定の個人の事でもない。反論も批判も受け入れるつもりではあるが、ハンドルネームのみのコメントに対しては答えない事もあることを言っておく。



里親会(譲渡会)などの保護団体が扱う子犬は大きく分けて三つのグループに分けられると思う。@大事に飼われていた犬が不幸にも望まない妊娠をして生まれてきた子犬たち、A外飼い放し飼いの犬が無責任な飼い主の下で産んでしまった子犬たち、(生まれた直後に飼い主はすててしまう、センター殺処分や保護ボランティアへの譲渡)B放浪犬(のら)が妊娠して母犬ごと保護されるもしくは産んだ直後に親子共々保護される。

@の場合
子犬たちは比較的長く親犬とともに成長するので、犬の社会化と人というもののすりこみがある程度なされている場合が多い。
理想的な子犬たちであるといえるのかもしれない。

Aの場合
比較的母犬が危険の無い状態で妊娠期間をすごし、栄養的にも恵まれた環境で育つ。しかし、早い時期に母犬からは切り離されてしまうので社会化や刷り込みが比較的悪い状態である。

Bの場合
母犬は妊娠期間、出産子育てのあいだ絶えず危険にさらされている。
母犬の緊張が胎教にも影響して子犬は神経質な傾向がある。
母犬と一緒に放浪生活しているので犬としての社会化は出来ているが、人やそのほかのものに刷り込みが出来ていない。

里親会で扱っている子犬成犬を問わず多いのが”ビビリ”である。
このビビリは幼犬期に人やその他の物に対する刷り込みの失敗によっておきていると思われる。
ビビリの犬は散歩が出来ない、無駄吠えをする、最悪の場合噛み癖があるなどの問題を抱えているのだ。
多くの里親会では、預かりボランティアにその対処法を教えていない。
ゆえに保護後1年以上も里親が現れない犬や、いったん決まっても里親会に返されてくる犬があとを絶たないのだ。

預かりボランティアはただ単に餌を与え健康を管理していればいいのだろうか?
答えは否である。
ボランティア個人は出来うる限り知識を集めるべきであるし、また里親会はボランティアに対して必要な知識を提供する義務があると思う。
それなくしては、譲渡条件の厳しさは優良ブリーダー以上に厳しく犬の質はペットミル(悪条件ブリーダー)以下になってしまう。
これからの里親事業は質の良い犬(誰にでも飼いやすい)を優良な飼い主の下に縁付けて行かなければならない。

その為に、里親会もボランティア個人ももっと犬について学んで欲しいものである。


ビビリを直すために

ビビリには脱感作(だつかんさ)が有効とされている。
脱感作とは人間のアレルギー治療や、神経症の治療に用いられる方法。
アレルゲンや恐怖刺激を極々微量に希釈して、すこしづづ濃度を上げつつ慣らしていく治療法である。

ビビリの犬がビビるものに少しずつ時間をかけて慣らしていくだけである。理屈が分れば誰にでも出来る事、時間をかけてゆっくりと慣らすだけである。

ニックネーム ポセイドン at 01:43| Comment(0) | TrackBack(8) | 私の思うこと・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする